ストロボを使うメリット

私が出張撮影へ行く際は一人で撮影することが基本です。そのため、ストロボは常時カメラのホットシューに付いている状態です。すなわち正面からのライティングしかできない環境です。デジカメの進化で高感度のノイズが少なくなってきた最近のカメラでは、ストロボ発光での撮影は影が出たり、独特の質感が嫌われることも多いです。そんな中、自然光で撮影正面から焚くメリットをいくつか挙げます。

1.目にキャッチライトを入れられる

キャッチライトは目の中に入るハイライトの写り込みのこと。暗い場所でキャッチが入らない場合でも、ストロボを発光させることによって人工的に作り出せる。キャッチが入っていると目が生き生きとしてくる。

2.顔の影を薄くすることができる

鼻、顎の下の影を薄くするためにレフ板を用いることが多いが、一人での撮影でレフ板を用意できない際、ストロボを軽く発光させることで嫌な影を軽減できる。シワの影も薄くできるので、女性を撮影するときは軽く焚いてもいいかも。

3.色が正しく再現される

正しく、というのは太陽光下で見たときの色のこと。着物など色を正しく出したい場合、自然光だと被写体の立ち位置によって色かぶりをすることがある。そんな時、カメラの上、すなわち被写体の正面から軽くストロボを焚くと正しい色が記録できる。

4.暗い場所でも撮影できる

これは当たり前だろ、と言われそうだがストロボの重要な仕事の一つである。暗すぎて光量が足りない場所でもストロボを発光させることによって写真にすることができる。

5.動きを止めて撮ることができる

ストロボなしでは適正に写らない暗い場所で、ダンスなどの動きの激しい被写体を撮影する際、ストロボを使って撮れば発光させた瞬間のみ露光するのでシャッタースピードに関係なく、動きが激しくてもぶれずに撮影できる。

6.「撮ってますよ」アピールをするため

ストロボが光っていないといつ撮っているか被写体が不安なこともあるので、大人を撮影するときは「撮ってますよ」のアピールのためにストロボを発光させることもある。

7.プロっぽく見せるため

実はこれがかなり大事だったりする。浅草などの観光客が多い場所ではプロの雰囲気を出さないと、観光客がカメラの前に割り込んできて撮影不可能になる。ストロボをカメラの上に付けるとかなり大きくなるので、「プロです。仕事中です」というアピールになる。

掲載した写真もストロボをかるーく焚いています。軽くというところがポイントです。ストロボを軽くいい感じで焚くと、色が正しく出るのもあるが、画面にパリッとしたメリハリが出るので着物の写真の時に多様している。きちんと感が出るのです。

OLからフリーの出張撮影フォトグラファーへ転職。フォトグラファー歴13年。東京都在住。
ナチュラルこどもしゃしん★フォトグラファー小室直子
【HP】http://566photo.com
【趣味】テニス、スキー、写真を撮りながらのハイキング、ブロカント、時刻表好き。

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