私はこどもの時から引っ込み思案でした。そのため写真に撮られるのが今も苦手です。そんな私が人見知りの子どもさんの写真を撮る時のお話です。
1.近づかない
人見知りの子どもにとって知らない人が自分の家に入ってきたり、自分のパパ、ママと親しく話しているのは心細く感じる。なので、最初は近づかない。望遠で撮ったり、ちょっと撮影したらしばらく別の部屋に移動したりして接触時間を少なくする。撮って、休んでを何度か繰り返す。
2.パパ、ママと一緒に子どもを撮影する
1.のように少し撮って、休憩して、を繰り返すうちにだんだん慣れてきてくる。少し慣れてきたらママに抱っこしてもらい、パパ、ママと一緒に写真を撮る。始めはカメラ目線ではなく、パパ、ママには子どもを見てもらい、くすぐったり、揺すったりと体を動かしてもらい、カメラの存在を少し忘れてもらうよう心がる。慣れてきたらカメラ目線の写真も撮ってみる。ただし、無理のない範囲で。子どもがカメラを見るまで粘ったりしない。
3.ママと子どもの二人で撮影する
2.と同じように、始めはカメラを意識しない写真を撮影する。様子をみて大丈夫そうならカメラ目線の写真に挑戦する。
4.場所を移動する
同じ場所でずっと撮影していると緊張が高まってくるので、移動したり、体を動かしたりしながら撮影していく。
5.撮影場所を子どもに決めてもらう
右の原っぱと、左の森の中、どっちに行くか決めてくれる?とこどもに選択してもらう。まだ言葉がまだ話せない赤ちゃんであっても聞く。話せなくても、行きたい方に歩いてくれたりするので必ず聞く。
生まれて間もない赤ちゃんや言葉がまだ話せない子どもさんにも、人見知りでモジモジしているお兄ちゃん、お姉ちゃんにも会ってすぐに話しかけます。返事がなくても、子どもさんが感じている緊張や今日これからのこと、何でもいいのでたくさん話しかけます。返事が返ってこなくても聞いています。そして、めげずに話し続けると次第に心を開いてにこやかな表情を見せてくれます。
写真には撮影者と被写体の気持ちが正直に表れます。写真を撮る自分が心を開き、慌てずに相手が信頼してくれるのを待つ気持ちが大事です。