絵になる場所の見つけ方

七五三家族写真浅草寺
出張撮影で重要かつ自由度が高く難しいことの一つがどこで撮影するかの場所の選択である。

どこで撮るか、自由度が高い分、フォトグラファーの個性、技術が如実に表れる。

私がどのような思考で絵になる撮影場所を決めているかお話します。

1.撮影場所を決める際の優先順位

順番は非常に重要!

なぜなら、天候が急変したり、被写体であるこどもの体調や気分が変わって撮影不可能となってしまうリスクを常に念頭に置きつつ、重要なカットから必ず撮影していくのだ。

以下のAから優先して撮影場所の順序を決めている。

A.ご希望の場所

言うまでもなく、お客様からのリクエストを一番に撮影する。

途中で撮影が出来なくなる可能性を常に考えて、いつ中断してしまってもその時のベストの写真が残せるように、ご希望があれば極力その写真を一番に撮影する。

B.その場所のメインの場所(神社様の本殿前、鳥居前など)

神社様なら本殿や鳥居など、その場所を象徴する背景での撮影。
これに関しては撮影する場所がある程度決まってくるので、
通常は眩しくて撮影が難しい、というような光線の角度であっても、
場所優先で、必ず撮影している。

特に有名な神社様などの場合、その神社様だ、と一目でわかるような写真は撮っておいたほうがお客様に喜ばれることが多い。

C.半逆光、逆光かつ緑の多い場所、または半逆光、逆光かつ奥行きのある場所

これがフォトグラファーの個性が一番でるところではないでしょうか。
半逆光、または逆光で撮ることが前提条件、
それに加えて、素敵な場所を探すのである。

具体的には次の2で解説する。

2.なぜ半逆光、逆光で撮影するのか?

被写体が眩しくないように撮影する。
なぜなら眩しいと目が開かないからである。
こどもであればなおさら、眩しいと写真を嫌がってしまう子も多い。

3.緑の多い場所での撮影時の注意点

それは頭上から枝などが生えているような構図にならない位置で撮影すること。
背景の枝と人物にある程度の距離があれば適度にボケてくれるので問題ないが、

人物のすぐ後ろなどに枝や木の幹がある時はその枝、幹にもピンとが合ってしまう。
顔、首周りに垂直、水平の直線が入ると絵的に美しくないので注意する。

4.奥行きのある場所とは?

背景に距離がある場所のこと。
小道が奥まで繋がっている、
鳥居が連なっているなど。
奥まで風景がずっと繋がっていることで、
背景がかなりボケる。
そのため、被写体がより浮き上がって、
美しく引き立つ。

タイトルの1枚目の写真をご覧いただくと、
右奥にずーっと道が写っているのが分かると思う。
奥行きを出すというのは、
この写真のように画面左から右へ長く奥まで続いている感じを写すということ。

これは私がブライダルのスナップカメラマンを始めたころにつけていたノート。
挙式やロケーション撮影の場面ごとに簡単な絵と撮影の向き、
時にはレンズの画角も書き込んでいた。

ロケのメモノート

絵になる場所を見つけるにはそれなりに練習量が必要。
私は撮影を初めて数年間は撮影の下見へ出向いてテスト撮影をしたり、
撮影順序や場面をノートに書き留めてイメトレしていた。

撮影前にどこで、どんな順序で撮影するかのイメトレをし、
実際に撮影、撮影後にここでもいい撮れたと地道な振り返りの作業を積み重ねていくと、初めて行く場所でも絵になる場所をすぐに見つけることができる。

OLからフリーの出張撮影フォトグラファーへ転職。フォトグラファー歴13年。東京都在住。
ナチュラルこどもしゃしん★フォトグラファー小室直子
【HP】http://566photo.com
【趣味】テニス、スキー、写真を撮りながらのハイキング、ブロカント、時刻表好き。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする