撮影する際に自分を覚えてもらう方法

小室直子
子どもを撮影し始めた頃、自分を名乗らずに撮影していました。「こっち見て〜」などと声をかけていました。
でも撮影が進み、徐々に打ち解けてくると子どもが私のことを何と呼んで良いか困っている場面に度々遭遇しました。そこで、自ら「小室さん」と呼ぶことにしました。名前を覚えてもらうと撮影がスムーズにいくというお話です。

1.遠慮して撮影していた時期

私は子どもの写真を撮影し始めたころ、先輩が撮影に行けない代わりに私が出向く撮影、いわゆる代写(ダイシャ)をしていた。代写なのに自分の存在を全面に出すことが出しゃばりな気がして、撮影する子どもたちに対して自分を名乗らず撮っていた。

2.名乗ろうと思ったきっかけ

代写で撮影するうち、子どもと仲良くなると「名前何て言うの?」と聞かれることが多くなった。そんなことが続くうちに名乗らずに撮影するのは失礼だな、という思いが強まっていった。

3.名乗る名前を考えた

子どもはこちらが話したことを素直に真似る。「こむろ」とか「なおこ」とか名乗っていたが、子どもがそのまま私を呼び捨てすることになり、周りの大人が困ってしまう場面に遭遇。そこで、子どもが呼んでも大人が困惑しないよう、「小室さん」と名乗るようになった。

4.自分に「さん」付けすることへの抵抗

当初は自分のことを「小室さん」と名乗ることにかなり恥ずかしさを覚えていた。しかし、始めてみると、「カメラマン」とか「カメラマンさん」などと長い単語より呼びやすいようで、親しみを持って呼んでもらえるようになった。

5.大人も自然に名前で呼んでくれるようになった

子どもが「小室さん」と呼んでくれるので、大人もつられて呼んでくれるようになった。お客様と名前で呼び合えるようになったことで、お互いの距離が縮まった。おかげでお客様の表情も柔らかくなった。

撮影するのに名前を名乗らずにというのは人間同士の礼儀に欠けると思い、特別な事情がない限り、今はなるべく名乗るようにしています。これは相手が生まれたばかりの赤ちゃんでも変わりません。ただ、自己主張しすぎな雰囲気があるので、幼稚園など大勢の行事を撮影するときにはまだ名乗る勇気がありません(汗)

OLからフリーの出張撮影フォトグラファーへ転職。フォトグラファー歴13年。東京都在住。
ナチュラルこどもしゃしん★フォトグラファー小室直子
【HP】http://566photo.com
【趣味】テニス、スキー、写真を撮りながらのハイキング、ブロカント、時刻表好き。

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