七五三、お宮参りなどの出張撮影では写真を綺麗に撮影できるだけではなく、お客様に時間内により満足していただけるように様々な点に配慮しつつ撮影することが必要です。私が撮影時気をつけていることをご紹介します。
1.最優先事項を常に考える
写真撮影だけのためのイベント(撮影会)なら神経質になることはないが、七五三やお宮参り、結婚式などの場合、メインのイベントが主役で写真は脇役となる。写真が脇役の場合は場面ごとに優先すべきことに注意する。行事の進行が優先されるのか、写真撮影が優先されるのかはその時々で異なってくるので、ここはどうしても撮っておかなければという場面は遠慮なく撮影すべきだが、行事の進行を妨げてまで撮影すべき場面かどうかをよく見極める。
2.撮影する写真のイメージを持っておく
場面ごとに撮るべき写真の具体的な絵をイメージする。イメージを持っておけば最低限撮影すべき写真に加えて、プラスアルファの写真を撮ることができる。
3.時間を把握しておく
全体のタイムスケジュールを把握しておく。絶対に動かせない予定の他は臨機応変に対応できるよう、行事と時間の重要度も合わせて認識しておく。
4.混雑具合を意識しておく
七五三シーズンの神社様など、ご祈祷後に境内に一気に人が溢れるタイミングを見越して、撮影順序、場所を計画しておく。混んでいる場所では被写体も落ち着かないので、なるべく空いている場所を選びつつ、様々な場所で撮影できるように撮影順序を組み立てる。
5.天気予報を把握しておく
時間ごとの天気予報、雨雲レーダーなどをチェックしておく。天候が崩れそうな場合は重要な場面から撮影しておく。
行事と写真の優先順位のバランスを意識するのは当然ですが、遠慮しすぎて撮影できなかったり、逆に積極的すぎて七五三などの撮影時に神社様と摩擦があってもいけないので難しいところではありますが、あらかじめ撮影ができるかどうかグレーな場面はお客様とよく相談しておくことが肝心だと思います。
事前に当日のご予定やご要望などを細かく確認することで、トラブルなく多くの写真が撮影できると思います。私自身、事前の確認がちょっと細かすぎるかな、と思うこともありますが、良い写真を撮影するためには必要不可欠なので、妥協せずに確認しています。