目開け、すなわち目をつぶってしまっている写真の目を開けることです。顔が同じ角度で連写した写真があれば合成して目が開いている写真を作れます。
1.目開けしたい写真を決める(合成もとの写真を決める)
目が閉じているけど口元は最高に笑っている写真などを選ぶ。これを「合成もとの写真」とする。
2.目の開いている写真を探す(目の素材)
目の合成素材となる写真を探す。1.で選んだ「合成もと写真」と顔の向き、カメラのアングルがほとんど変わらない写真から選択する。これを「目の素材」とする。
※カメラのアングルが違っていると目が開いている同一人物の写真であっても合成すると別人のようになってしまうので、目開けしてでも写真が必要な場面では同じ角度で連写して撮影するのがベスト
3.ここからはPhotoshopで作業
・「目の素材写真」から目の部分を中心に顔付近を楕円形選択ツール(ショートカット:M)で大雑把に囲んで選択
この時、メガネや鼻なども一緒に選択しておくと合成する際にガイドになって作業が早い。
・選択した「目の素材」を「合成もとの写真」へドラッグしてコピー
顔の近くへ重ねる。
・「目の素材」のレイヤーを選択し、レイヤーパレットで不透明度50%にする。(ショートカット:テンキーの5)
目の素材を透かして合成もと写真と目の位置を合わせる。この時、メガネや鼻などをガイドとして、自由変形で大きさ、角度を調整する。returnを押して変形を確定させる。
・マスクを作る
レイヤーパレットの最下部の「マスク」をクリックして目の合成素材のレイヤーにマスクを作成
・ブラシツール(ショートカット:B)を選択
ツールパレット最下部の描画色を黒に変更し、不要な部分をマスクで塗っていく。ブラシのサイズ不透明度を適度に調節し、不要な部分を消していく。
これは不要な部分を消すと共に、目の素材のエッジをブラシでぼかすことによって、合成した感を和らげるために行う。
・「目の素材」のレイヤーパレットで不透明度を100%に戻す(ショートカット:100)
目の素材のレイヤーをレイヤーパレットで表示、非表示を何度か繰り返し、不自然でなければそのまま保存して作業終了。
レイヤーを統合すればファイル容量は軽くなる。また、レイヤーを残しておけば、マスクのレイヤーを何度でも修正できる。
この方法は目だけでなく、口元、洋服などを修正するときも基本的に方法は同じです。