10年ほどパソコンでの作業にペンタブレットを使っています。ペンタブレットの良いところのお話です。
1.私がペンタブレットを使い始めたキッカケ
Illustratorでトレースしていた頃も、Photoshopを使い始めた頃もマウスで作業していたが、切り抜きのアルバイトをしていた時に使い始めた。
というかペンタブレットで作業することが必須だったのである。なぜならものすごいスピードが要求されていたから。
某WEBサイトのファッションの撮影現場で、カメラマンが撮影した洋服の写真を猛スピードで切り抜いていくというアルバイト。Phothoshopのバッチを駆使しつづけてもギリギリという作業量だった。マウスなんかでは到底追いつけないスピードである。
2.どうやって覚えたか
それまで触ったこともなかったため、とにかくタブレットの位置と画面上のペンのポイントしている位置がつかめず、「あれ、ポインターはどこ?」の連続でイライラした。これでは仕事にならない。そのため、一日でも早く覚えるべく自宅用にwacomの一番安いタブレットを購入。自宅のパソコンに常時繋ぎ、すべてをペンタブレットで行うようにした。すると1週間もすると慣れてきた。ちなみにうちの旦那もすぐ慣れていたので使いづらいが我慢すればいずれ使えるようになる。我慢できるかどうかの問題な気がする。
3.ペンタブのいいところ
・作業が早い
マウスの数倍の速さで作業ができる。ペンを持ちながらキーボード操作もできる。マウスだと持ち替える必要がでて、時間のロスがでる。
・疲れにくい
鉛筆持ちなのでそれまでたまにつりそうになっていた手の甲の違和感がなくなった。
・繊細な作業が正確にできる
Photoshop、Illustratorのペンツールを使うときにポイント、ハンドルなど細かくピンポイントで摘まなければならない場面で作業が正確に、すばやく行える。
・なぞる、こする作業がやりやすい
洋服のファーなどを切り抜くなど同じ場所を繰り返し少しずつなぞる、こする作業の場合の手の疲労度が軽い。
ペンタブは慣れるまで非常にもどかしいです。なぜならマウスで作業すれば簡単にできていることををわざわざ使いづらいペンタブで作業するというのは、例えるなら自転車に乗れるようになったのに三輪車に乗ってのんびり走るようなものです。
マウスなら早くできるから、と元のマウスに戻ってしまう方も多いです。
しかし、そこを我慢して乗り越えるとすばやく作業できて、手の負担も激減します。デジタルツールって一度使えるようになれば一生ものなので、一時的にスピードが落ちてもこの先何十年と作業することを思えば大きな投資になると思います。